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JAM -the drama-  第6話感想

タケルのオコ!表現が、笑顔で裁ちばさみを懐から取り出してヒロシの指をチョッキン!とかいうタイプじゃなくて、本当によかったね、ヒロシ!って胸を撫で下ろしました、な第6話。
もうね、最初に総括しちゃうんですけど第6話は滅茶苦茶好きで!
JAMドラにおいて徹底的に描かれているのはアウトローに生きてきた人間が明るい方へ向かって進もうとした時の滑稽さとか、愛らしさである事は疑いようもないのですが(あまねく作品が更生のしんどさや、世間の厳しさばかりを描いているのに、ウルトラバカハッピーな話にしちゃってるの特異過ぎて、JAMのそういうとこが滅茶苦茶好き)、今回タケルが初めて「怖い」と「可愛い」を両立させている姿を見て、私はたなびく細い煙のような長い悲鳴をあげてしまいました。
まぁ、その悲鳴の名を世間では「断末魔」と呼ぶのでしょうが、首を締め上げられてる鶏みたいな声で「殺される!」と私は呟きましたし、今日までに三回程見返しておりますが毎回「殺される!」って断末魔の声を漏らしてしまっております。
ヤバイ!あたい、タケルのことが好き!好きになっては一番いけないタイプのキャラだし、相変わらず美咲には「逃げて!」のエールを送るしか出来てないのですが、それにしたってオコの表現が「拗ね」である事は全く予想出来ていなくって、ヒロシの慧眼と空気の読めなさに全力で「拗ねる」タケルの姿は、もう寿命を縮めてくる威力過ぎて第6話を見返す度に私の命の終わりを近づけてるんだな…と確信しつつも、見返すのをやめられずにいます。
シャブや…JAMドラ第6話は見るシャブやで…!!

テツオの歌唱シーンも「曲がイイ!!!こんなにイイ必要性ある?!!」とJAMドラ見てる間何度胸中で突っ込んだか分からんツッコミをまたも決めつつ、「君と好きな人が百年続きますように」って心からハナミズキりましたし、寂しさの塊だったテツオが好きな人に出会って、仲間も出来て、穏やかに過ごしている姿を見ると、彼の前から二度と大事な人がいなくなったりしませんようにと祈らずにはいられません。
捻りとかいらんから、ラリアちゃんと幸せになってくれ~!
とはいえ、テツオのふるう暴力は大好きなので、幸せに暴力をふるうお前でいてくれ~!!

それから、チャンチャンとバースデーボーイズのダンスレッスンシーンも圧倒的に好き!です!
可愛さが優勝してる!!私の情緒が壊れてる証左として、ピーチ先生からみんなが卒業するシーンで私は泣きました!
エーーン!!やだよー!!!ピーチ先生から卒業したくないよー!!!
先生は素っ頓狂だけど、美しくて、指導は真剣で、正しくて、いつでもご機嫌で、笑顔が素敵で、厳しいけど、ちゃんと五人の事を愛してくれていたから、もう私もJAMのスピード感に追いついちゃって物凄い速度でピーチ先生を慕ってしまったわい。
ミシンで衣装を作ってくれてるとか、愛するしかなくない?
バースデーボーイズは絶対ビックになって、先生の恩義に報いるしかなくない??
ターンの練習シーンとか、褒められたボーイズ達が素直に嬉しそうで、もう私はニコニコが止まらなくなってしまって、JAMでこんなに正体が明瞭な可愛いを受け取ってしまって良いのかしら?って戸惑いすら覚えちゃってましたからね。
髪を染めるシーンも、セーラだけが黒髪のまんまだった時にピーチ先生が言ってくれた「何色にも染まらなかったのよね」の言葉が嬉しくて、嬉しくて、例えばその言葉を言われたのが私だとしたら、一生思い返しては嬉しくなるような素敵な言葉だと思って、髪色が変わらなかった事に対してそんな素敵な台詞を用意してくれてるピーチ先生は、指導者として素晴らしいし、この先も教育に携わる仕事に就いて欲しいと切望もしております。
きっと、ピーチ先生に育てられた生徒はダンスの技術だけじゃなくて、自己肯定感と自信も得られるから絶対天職だと思うんですよね。
タケルプロのみんなが集合して、それぞれの仕事にはしゃいだり、盛り上がったり、ダンスしたり、和気あいあいとしてるシーンは言わずもがなで、それぞれがそれぞれなりにずっと欲しかったものをタケルプロでやっと手にしているのかな?とか考えだすと、切なさまで覚えてしまって、私は「永遠なれ!タケルプロ!!」とか事務所推しの姿勢を強固にしました。
もうね、何度見返しても好きなシーンしかなかった!
全部好き!!ヒロシが金城の超能力で浮いたのに誰にも伝わらないシーンも好き!
ありがとう!JAM!と第6話で最終回並みのテンションで拍手を送っております。

まぁ、そんな訳で今回も情報量が凄い上に公開前の見た事ない映画の見た事ない場面が差し挟まれて、JAMドラが時系列的には見た事ない映画の後の物語である事まで分かった訳ですが、もう今回のお話はここまでで充分幸せだなって満足していた私に襲い来る「拗ねタケル」、「ヒロシに厭味言っちゃうタケル」、「テツオの拳を片手で引き止めた挙句自分自身が殴り掛かっちゃうタケル」の三連続に私は心肺停止に陥った訳で。
まぁ、タケル獲れ高としては(獲れ高?)テツオに口パクディスク渡して断られてからの一連の「欧米か!」な仕草とか、美咲の枕元に座ってる怖いけど美しい顔や、レッスンに励むバースデーボーイズ達を見守る優しい決意に満ちた表情等で充分得られていたんです。
漁獲量としては(漁獲量?)これ以上望むものはなくて、まさかラストに掛けて「これでも喰らえ!」な激強タケルをこんなに頂けるなんて思ってもおらずに私は言葉を失いました。
ヒロシの具体的な「闇の世界」イメージとか全部見覚え在り過ぎて「あるあるネタにもほどがある!」ってずっと笑ってたんですけど、そこから怒涛のように図星を突かれたタケルが「むううううう」ってなっちゃう顔の可愛さに「ひぃ」って呻いたし、はしゃいでたタケルの無邪気が水を差さされる姿を初めて目撃した側としては「ヒロシさん、パねぇっす!」って思わず尊敬したし、ヒロシの言うてた通りのアンダーグラウンド世界観(概ねダサい)が提供された挙句みんなでタケルのご機嫌取りにいく件は萌えるのと面白いのとがごっちゃになって私は顔を強張らせながら笑う、竹中直人の一歩先行く状態に陥ってしまいました。
もう、充分です!こんなにタケルを沢山貰えてありがとうございます!致死量です!って訴えてるのに、最後に暴力ふるいにかかるタケルが、ちょっと「こんなに顔綺麗な人この世にいる?! 人に殴りかかってる顔ってこんなに綺麗であっていいものなの?」という美しさで、溜息しか出なくなって終話ですよ?
予告も「何がどうなってんの?」な場面ばかりで、とりあえずさんめちゃんのリーダーが劇団EXILEのドラマで踊るありがたい姿を頂戴出来る予感と、チャンチャン&バースデーボーイズの鮮烈デビューが約束されたな!という喜びと、私の大好物な暴力が来週はくるぞー!という期待感ではち切れそうな内容で、今すぐ来週がきて欲しい!!けど、第7話はラス前の話という事になる訳だから、寂しい! 終わらないで、JAMドラ!という嘆きに満ちつつ、第6話の感想を終えようと思います。
本当に、大好き過ぎて終わって欲しくないよ~!!!