他人事倉庫

他人事の長文置き場です。

劇団EXILEが総出演してる作品を紹介したいんです 勇者のために鐘は鳴る 編

鈴木伸之と町田啓太が兄弟
私はこの言葉に勝る、お町田さん沼への方々の「勇者のために鐘は鳴る」販促文句を知りません。
鈴木伸之と町田啓太が兄弟
 
優勝
大正義
ハワイ旅行
 
闇雲に景気のいい言葉を並べ立てたくなる程に、めでたい文言だと思いませんか?
鈴木伸之と町田啓太が兄弟(三度目ですが、合いの手のように差し込む事でサブリミナル効果を狙っています)
何しろ、ご存じの通りLDH事務所といえば兄弟なわけですよ。

まぁ、ご存じの通りと言われても?な皆様のスペキャ顔が思い浮かんではおりますけれど、軽く説明すると、どこで覚えてきたのか兄弟はエモいという事を一度覚えたら永遠に忘れないでいてくれて、ドラマや映画等、物語を伴う自社コンテンツにおいて、所属タレントを何かと言えば兄弟に仕立てあげてきたのがLDH事務所なのです。
言い換えれば、LDH事務所にとって、兄弟=エモーショナルの公式が成立してると断言してもいい。
事務所コンテンツにおいて兄弟役でご提供された二人はエモいのだと思い込んでくれてもかまわない。
鈴町が兄弟役と聞いた直後は、雨宮兄弟・オロチ兄弟・京極兄弟・縦笛兄弟…(各兄弟の詳細に関しましては各自でググって下さい。その際、一部兄弟でない間柄のコンビが混入しておりましても私は責任を取りません)そんな伝説の(?)兄弟達に続く、劇団EXILE鈴木伸之と町田啓太がお送りする新たな兄弟に、どうぞご期待ください!と勝手な煽り文句すら、即座に心に思い浮かぼう程の私のバイブスぶち上がり具合でした。
だって、「ハハーン! オッケー、分かった! チケット代が五万ってことだな❤」って、秒で納得しちゃったもの
「保険急いで解約しないと!」って、ヘヴィな覚悟決めちゃったもの。
でもさ、でもさ、冷静に考えてみて欲しいんですけど、鈴木伸之と町田啓太が兄弟で、鈴木伸之が町田啓太に「兄貴!」って呼び掛けたり、重たい感情を抱き合ったり、立ち回りがあったり、気持ちのすれ違いが起こったり、弟が兄を想って歌ったりするんですよ?

適正価格五万円じゃね?(真顔)
 
赤坂ACTと、梅芸に通えるだけ通う!と心に決めた私が、通帳を空にする覚悟を決めるのやむなしじゃね?
満を持して!みたいなね、感慨すらあったからね、あたしゃ(突然の江戸っ子)
初舞台代役エピソードからして相当重めの鈴町Wエースを擁立し、二人で様々な歴史を重ね、かってはニコイチ扱いもやむなしな程に一緒にいて、のぶ曰く週七回で会っていたり(お町田さん作のカレー目当てに)、そのお返しにお町田さんはのぶが初めて作った豚肉のしょうが焼きをご馳走してもらったり(それも、ごはんや副菜を用意せず、ガチの焼いた豚肉だけ)、のぶが遅刻し過ぎでHIROさんから注意を受ける時には何故かお町田さんが寿司屋で立ち会わされたり、どらえもんの映画を一緒に見に行って二人して号泣したり、可愛いお話からしんどい話まで各種取り揃えてきた鈴町が、とうとう兄弟になったか…って私は、腕を組んで何度か頷いたもの

まぁ、ここまで書いて冷静に考えると、劇団沼落ちしてからせいぜい二年程度の私に許された態度ではないと今にして気付くのですが、当時はとにかく「いよいよだな
…」なんて、遠い目をしてウィスパーボイスで呟いたり、「劇団EXILEの本気、見せてみろ!」とか職場のロッカールームで突然、地を這うような声で独り言ってみたり、総じて情緒が不安定なご様子だったなと自分を省みてます。
ことほどさように、二人が兄弟ってだけで「劇団EXILE、初めて全員が揃う舞台において、全身全霊の勝負賭けてきやがったな?」と理解しましたし、舞台のMy初日を終えた後、四列目で見たからかな?(自慢)四列目で見たせいだよな?(自慢、間を置かずに二度目)私赤坂ACTから出た覚えがなくて、多分、まだあの劇場に地縛霊・私として住んでると思うんですけど、マジで勝負を賭けられたな!という実感を抱いた事だけは明確に覚えております。
 
鈴木伸之と町田啓太が兄弟
マジで、こればっかりなんです。
お町田さん新規沼の方々に対して伝えたい、勇者のために鐘が鳴るという舞台については、これ以上どんな言葉も蛇足に過ぎないのです。

さて! 恐ろしい前提として、現時点で、私が勇鐘円盤の購入を悩んでる方々に伝えられる売り文句は全部使いつくしたっていうか、語彙の量どうなってんの? 砂漠? ねぇ、私の語彙砂漠? 舞台の話どころか鈴町の事しか言ってなくね?と、私は賢いのですぐに気付いたし、あまりに内容が薄いのでネタバレにならん程度に、冷静かつ的確&短めに劇団ちゃん達、どんな役やってるの?という事をお伝えして、なお一層の購買意欲を掻き立てようと目論見ますね!(私は諸々正直すぎる)

まぁ、こう見えても、過去には半年ばかりの短期間メルマガライターの職に就き(仕事しんどいが過ぎてすぐにポシャった)、近所の肉屋のメルマガ限定商品『幻の味噌漬け肉』の通販売り上げ新記録を達成した女こと、私ですよ? 
お礼にコロッケを貰った、そういう私ですよ?
もうね、読むだけで、どういうキャラクターかを即座に理解し「え? そんな劇団ちゃん達が半永久的にご自宅で見られるの?よーし、冬の賞与で買っちゃうぞー!」という気持ちにさせる紹介文を、私の文才の限りを尽くして書いて、LDHからなんかお礼を貰ってやるんだからね! あの、ポケットティッシュとかそういうのを!(一応、分相応の見返りを、咄嗟に想定する程度の理性はあります)(理性がない私は、鈴木おさむと今すぐ手を切ってくれと要求しますね)(突然のおさむへの悪意)
 
ただ、あまりにも不親切が過ぎるので登場人物の話をする前に、軽く概要を書いておくと、勇者のために鐘は鳴るは、オンラインゲームを舞台にした物語でして、客演は一切いない劇団員9人のみが登場人物となっている作品なのですが、その9人は青柳さんを除く8人がお町田さん演じるナイトをリーダーとするナイトチームと、のぶ演じるジャックをリーダーとするジャックチーム、それぞれ4人ずつのチームに分けられて、各自目的の為にゲームの中の様々なミッションをクリアしていきます。
ゲームのキャラを演じる為に、衣装もファンタジー色が強く、ヒプステ等でも衣装を担当されてるナカサチさんが天才の仕事をしていて、それぞれの体型やキャラクターを生かした素晴らしいデザインを身に纏っている劇団ちゃんは全員、最高以外の言葉を奪われるので覚悟をして見て欲しいし、劇団ちゃん達の原案を元にした畑雅文さんの脚本も分かり易くて楽しいしかなく、映像との組み合わせ方も最高で演出の川本成さん含めて、今公演のスタッフ・制作はこれから永遠に劇団EXILEの舞台演出を手掛けて欲しいと願う程に、作品として心からお薦めできる内容であった事は明記しておきます。
 
では、いよいよ、各劇団員扮する登場人物達をネタバレに注意しつつ軽めに紹介していきますね?
ようし! 唸れ! 俺の! 文才!!!!
 
ナイトチーム
Y崎(秋山真太郎):実を言うと勇者のために鐘を鳴るを観た人達ははもうだめです。
突然こんなこと言ってごめんね。
でも本当です。
Y崎の登場シーン。
それが終わりの合図です…みたいな最終兵器な役です。
ホラー映画で言うと、ファイナル・デスティネーション
もう、絶対に逃れられない死!それも、Y崎の出番の間ずっと間断なくやってくる!みたいな、そういう役。
なんでホラー映画に例えたのか、私の精神状態も多少は心配なのですが、Y崎の事嫌いなオタクはいないみたいな役なので、もう、だめにされるんだなと思って見て下さい。
ナイトとの遣り取りは中の人同士の関係性が透けて見えるとこもあって、全部顔が蕩けるので、顔も蕩けさせられるんだなと思って見て下さい。
 
半蔵(SWAY):確かに、不安になるのは分かるんです。でも、半蔵を観て、SWAYにリアルに恋するのは、何もおかしな事じゃないから。その胸のときめきは、自然の摂理だから。ていうか、もう生き物として。この世に生を受けた者の理として、SWAYを見たら恋をするように神がお創りになったのだから、安心していいのですよ?としか、私の口からは伝えられません。
現時点で、SWAYという人の厳つい外見・強めのファッション等を『ちょっと怖いな。電車で、こういう人が隣に座ってきたら小刻みに震えちゃうな』と感じてる人ほど、特に危ないですよ?
ナイトとも客席降りをしてからの、客弄りコントを繰り広げるのですが、信じられない程可愛いので、信じられない程可愛いやりとりが公演期間中ずっとあの二人の間で取り行われたのだと思うと、明日からの生きる気力を得られますね!
 
アオハル(佐藤寛太):有識者の皆様にお伝えしたいのは、お砂糖とスパイスと素敵な何かで出来てるみたいな寛ちゃんの事を初めて見た人が全員心に抱くであろう『寛ちゃんに言って貰いたい台詞ランキング』トップ3には入るだろう名台詞。
「他の子に目移りしちゃだめだぞ?(ウィンク)」が、この舞台において彼の口から発せられますという事だけです。
他にも「最初だけ優しくしてさ 飽きたらポイなわけ?」とか、「おねがい。 ぼくとつきあって」という台詞も口にします。
そうですね。 死です。 死の天使です。
そして、新規お町田さん沼の人達は一旦、心臓のあたりに手をおいて、口から飛び出さぬように押さえ込んでから次の文章を読んで欲しいのですが、その台詞の全てはお町田さん演じるナイトに向けて発せられるのです。
私からは以上です。
 
ナイト(町田啓太):ずっとお兄ちゃんムーブが止まない役なのも、完全に観客殺しにきてると思う。 殺意が高すぎる。 しかも、二時間。 結構出ずっぱりで。 生きて動いてるのが不思議な位顔が良い人が、生で芝居をしてくれる所を眺め続けているのですから、多少は精神に異常をきたしますし、私は青いマントの裾がひらひらと揺れ動く様を眺める度に「おひめさまみたい」とかひらがなで考えていたので、読み終わると必ず気が狂うとまで言わしめたドグラマグラみたいな人だなとも感じたものでした。
円盤でもその威力は健在ですので、魂を吸い取られる程度で済めば僥倖だと思って下さいって、こんな新規沼向けの販促文章ある?! ほぼ脅しじゃない? これ、大丈夫?!
 
 
ジャックチーム
 
バチバチ(小澤雄太):私が産んだ。(真剣な眼差し) 私が産み、育て、健やかに、優しく、真面目で、賢くも可愛い子に育て上げた。 そう、あれは息子が3歳の時…と、観劇後のティータイムで、友人に延々「私の息子・バチバチ君」の話を聞かせずにはいられない程に、母性本能を掻き毟ってくる役です。
もう舞台観ながら、途中から息子を応援する母親目線になってたから。
普段は劇団の母親ポジの人なのに、この役だと国民の息子みたいな役柄を見事に演じ遂せていた。
とにかく見て欲しい。 
この役程、言葉で説明するに相応しくない役もないでしょう。
観るしかない。 小澤さんの底力とか、凄みとかが詰まってます。
 
ウマナリ(八木将康):のぶが取りつかれたように、自分の役についてもそっちのけで、劇団の舞台をやるならまさやすの事を飛ばしたいと言っていたのですが、これネタバレなんですけど、飛びます。
あと、飛んだシーンで一緒に観た妹が、後々まで語り継ぐ可愛い場面が繰り広げられるので、まさやすが飛んだら「可愛いのがくるぞ!」と身構えて下さい。
 
326(小野塚隼人):ギャルです。 可愛いんだ、これが。 マジで、マジで。 癖のある個性的な役なのに、バランサーの役割を果たしてるところもあって、芝居の技術が飛びぬけて高いおのちゃだからこそ!というような奇跡的に作り上げられた、あんまり見た事のないタイプのキャラです。
テンプレのようで、テンプレじゃない。
これも、観ないと分からん。
ていうか、もうここまで読んだんだから諦めて円盤買って、326の凄さを自分の目で確認してください。
 
ジャック(鈴木伸之):弟なのぶです。 歌を歌ったりもします。 身寄りのない自分達を育ててくれたおばあちゃんを慕い、お町田さんを兄貴と呼ぶのぶです。 豪快で向こう見ずで、へらず口を叩きながら兄を信じ、信じた分だけ兄に信じて欲しかった弟です。
凄くない?
鈴木伸之の顔をして、町田啓太の顔した兄に対して屈折したクソデカ感情抱きすぎてる役を演じているのですよ?
終盤、二人がすれ違いの果てに、本当の意味で出会うシーンがあるのですが、二人とも感情を昂らせて、気持ちをぶつけあう有様に胸が詰まるような心地を覚えると同時に、「すげぇもん見てるなぁ」みたいな、鈴町の歴史においても、年表に特筆して記されるような、そういう場面を今見てるんだなって私は頭がひっちゃかめっちゃかになったので、鈴町気になる人にとっては、こちらの円盤マストバイですと断言しておきますね。
(勇鐘見て欲しい余り、もう言葉の手段を選ばなくなってきた私です)
 
魔王(青柳翔):魔王
 
 
以上で、登場人物の紹介をですね、終わらせて頂きます! 
そうね! 文才、どこ?!
そもそもない? そっか! 知ってた!(てへぺろ)
大体、青柳さんに関しては、魔王演じてるんです…としか言いようがないんだよ
あとは…なんか劇中でラジオのDJやったり…赤いハンカチをお客さんに物干しに干させようとしたり…なんか…からあげ君を食べてたりします(混乱に導くしかない紹介)
それから、大事な事なのですが、勇鐘についてミリ知らのあなた。 
後生なので、円盤がお手元に届いた暁には、中に挟まってるブックレットを絶対に開かずに、本編を御覧になって下さい。 
特典映像を先に見るタイプの人いますか? 
絶対にダメです。 お願いです。 飴ちゃんとかあげるから、先には見ないで下さい。 
そうすれば、魔王が驚きと、驚きと…えーーと、驚きの世界に連れていってくれます。 正直ロビーは、終演後魔王の話題で持ちきりでした。 魔王の話をしないでは一歩も歩けやしないぞ!の人達で溢れていました。 絶対に、何も要らぬ情報を耳に入れずに本編を見るのですよ! 約束ですからね!
 
最後に、円盤視聴後に読んで頂けたら嬉しい気が狂った文字数を費やしてる感想ブログ書いてるので、そちらを貼っておきます。
よろしければ、視聴後更にお付き合い下さい。
 
 
という訳で、駆け足で皆さまを劇団EXILE沼に引きずり込みたい私が、劇団作品をご紹介させて頂きました。
 
三作品それぞれ、全く特色が違って、何処から手を出して貰っても楽しいかと思われますが、勇鐘は多少は劇団の解像度上げてみて貰う方がいいのかな?と思うし、逆にこの作品を見て、劇団の事を更に好きになって貰えたら嬉しいなとも思ってます。
いずれにせよ、私、逃して堪るか、この波を!の気持で、販促文章たちを一気呵成に書き上げさせて頂きました。
お付き合い下さいました方々には、時間、もっと大事に使おうぜ!という致命的な言葉を飲み込んで、心からの感謝を捧げさせて頂きます。
私は、沼人口を増やしたいという自分の欲望の為に無責任に見てくれ・買ってくれと販促してはいるのですが、お財布と相談して、時間の取れる時に気になる作品から見て貰えたら嬉しいなと思ってます。
 
それでは、皆様、よい劇団EXILEライフを!
他人事でした。